「病気じゃないけど、なんだか心配」
——そんな育児の“すきまの不安”に寄り添います。
小児科医としての視点と、ママとしての実体験、そして日々の学びを活かし、子育てがもっと“ラク”になるヒントをお届けしています。
1. 小児科医としてお伝えできること
病気とは言えないけれど、どこか気になる子どもの様子。
「病院に行くほどではないけど、なんとなくモヤモヤする」——そんな“はざまの不安”にこそ、安心して相談できる場が必要だと私は感じています。
- 「言葉が遅い気がする」
- 「かんしゃくが強くて、毎日疲れてしまう」
- 「発達に凸凹があるのかも…でも様子を見ていいの?」
こうした悩みに対して、小児科医としての知見をもとに、お子さんの今の状態や発達の目安を整理し、日常の中でできる見守りや関わりのヒントをお伝えしています。
小児科医の視点からできること
- 年齢・発達段階に応じた気になる行動の整理と見守りの視点の提供
- 「これって普通?」という不安への丁寧な説明と考え方の提案
- 病名や診断を前提としない、日常に活かせる具体的な接し方のアドバイス
※診断・治療・処方などの医療行為は行っておりません。
あくまで、小児科医としての知見を活かした情報提供と育児サポートです。
2. 性格統計学とは
「ちゃんと説明してるのに伝わらない」
「何度言っても子どもが動かない」
「夫と話しても、かみ合わない…」
そんなコミュニケーションのすれ違いは、性格の違いによるものかもしれません。
私自身、長男との関わりに悩んだ経験からこの学問に出会い、接し方を変えたことで親子関係がぐっとラクになった実感があります。また、小児科医としての現場でも、「発達の問題」ではなく「伝え方のズレ」によるすれ違いが多くあることを日々感じています。
性格統計学は、16年間・12万人以上の統計データをもとに、人を4つの性格タイプに分類し、それぞれに合った「伝え方・受け止め方・関わり方」を明らかにした、対人関係に特化した実践的な学問です。
性格統計学で得られること
- 子どもの性格に合った声かけがわかる
- パートナーや家族との関係がスムーズに
- 自分の特性にも気づき、ラクに生きられる
そんなママたちに寄り添いながら、医師としての専門知識と実体験の両面から、性格タイプに合ったコミュニケーションのコツをお伝えしています。
3. 食養生とは
食養生(しょくようじょう)は、毎日の食事を通して、心と体を自然に整える暮らし方。
薬に頼る前に、日々の食事で不調を整えるという、東洋医学や日本の伝統に根ざした予防的な考え方です。
旬の食材を使い、その季節に合った調理をする。
それだけでも、体の巡りが整い、心も落ち着きやすくなります。
台所にあるような身近な食材を使い、特別な薬や道具に頼らずにできる“お手当”の知恵が詰まっています。
私自身、現在オーガニック料理教室G-Veggieで食の知恵を学びながら、日々の暮らしの中で実践を重ねています。
産後の不調や、育児中の疲れやすさ・イライラを感じる中で、「食べ方と心の状態」が密接につながっていることを体感してきました。
食養生は、体のバランスを整え、本来持っている“自然治癒力”を引き出すことを目的とした、やさしいケアでもあります。
薬のように症状を一時的に抑えるのではなく、毎日の積み重ねで、じっくりと体と心に寄り添います。
食養生で得られる気づき:
- 子どもの健やかな成長を、日々の食事から見守ること
- 忙しい日常の中でも、自分の心と体を整える感覚
- 家族みんなが安心して過ごせる食卓づくり
今はまだ学びの途中ですが、医師としての視点と、実践者としてのリアルな気づきを大切にしながら、ママたちの日常に取り入れやすい食の工夫やヒントを、一緒に共有していけたらと思っています。